ビー玉コースター34 100㎝ペットボトルらせん

34作目のテーマは、長~いらせんのあるビー玉コースター!
つなぎ合わせて作ってるうちに、全長100㎝の巨大ペットボトルになりました!
らせんの全長もかなりのもんです(測ってないけど)。
ビー玉コースター全体の高さは160㎝ちょい。私の作品の中ではかなり大型の部類です。

右側にペットボトルらせんを配置して、左側はらせんを支えるを作ってそこに別のコースを作りました。

解説

時差式スタート

まずは、初登場の「時差式スタート」!
玉を1個落としたらあとは見てるだけでいいので楽ちんです!
直径17㎜のビー玉が27個以上乗るように計算して作りました(ゴールで28個必要になるからです)。

仕組み


スタート地点は直径10㎜の穴。
先頭の玉はこの穴にはまって止まるようになっていて
下のが飛び出した時に(下の画像右)玉が持ち上げられて転がる仕組みになっています。
玉を右側に転がすために、棒の先端を斜めにカットしてます。

穴に玉が深く入ると持ち上げにくくなるし、穴が小さすぎると玉がうまく止まってくれないので、ちょうどいい大きさにするのが少し難しかったです。


では、どうやって棒を飛び出させるかというと、
ズバリ「てこの原理」
(下の画像)棒を取り付けた通路の真ん中あたりにあるつまようじが支点
棒が作用点、棒の反対側が力点になります。
棒の反対側にビー玉が落ちると、通路の右側が下がり左側の棒は持ち上がります。
落ちてきた玉は右へ転がり次の通路へ、棒に押し出された玉が転がってきて力点に落ちるのでまた棒が動く、と勝手に繰り返して次々と玉を転がしてくれます。
最初の1個だけは手で転がす必要はありますが、残りはてこにお任せでいいんです(ここがこの装置の良いところ)!


スタートから力点までの通路を短くすれば、玉が出る間隔も短くなります。この作品のスピンオフ動画では通路を短くしたバージョンもご覧いただけますので、ぜひ見比べてみてください。

※穴にストローを入れているのはすべりやすくするためです。


ビー玉1個分の重さを利用して棒を持ち上げているので、ビー玉1個(下の画像左)を少し動かすくらいなら意外と簡単です。
でも、それだと後が続かないので後ろにビー玉をたくさん置きます(下の画像右)。
そうすると先頭のビー玉に後続のビー玉の重み(荷重)がかかってくるので、先頭の玉を動かすには1個だけの時よりも強い力が必要になります。
この装置を作る際は、
「玉1個の時は動いたのに、たくさん置いたら動かなくなった!」なんてこともあるので、玉を全部置いた状態でテストしててこの取り付け場所を決めるのが良いと思います。


続いて
玉はネコ型分岐に入り
玉は交互に左右のコースへ振り分けられます。


右に進んだ玉は、
「小さい渦巻き」から「宙に浮かんでるっぽいレーン」を通り
「100cmペットボトルらせん」の旅へ。

この「宙に浮かんでるっぽいレーン」は、
プラスチックの板2枚でレーンを挟み、つまようじを差して固定してます。


手前の2つの仕掛けは、ペットボトルらせんへの伏線と言うか布石みたいなイメージで作りました!


ペットボトルらせんの入口です。
玉が回る様子を上から眺めるのも楽しいです。


分岐を左に進んだ玉は
最初の仕掛け「Jジャンプ」に入ります。
文字通りJの形をしたレーンで、ここに玉が落ちると一旦反対側まで行ってジャンプしてから一番低い場所にある出口に戻ります。
出口部分は、玉が止まらないように僅かに傾斜をつけています。

ジャンプ場所のプラはペットボトルを切ったもの、表面は100均の硬質カードケース(よく使ってます)を切ったもの。接着はグルーガンでベタベタにならない程度に。


「Jジャンプ」の次は、「Jジャンプ(反転バージョン)」
今度は直線部分が長いJの形をしたレーンを斜めに取り付け、「下のペットボトルへ玉を投げ入れる」という仕掛けです!
下のペットボトルは胴体部分に腹巻きのようなダンボールが敷いてありますが、これは玉のバウンドを抑えるためのものです。これが無いとけっこうな確率で玉が跳ねて外に飛び出します。取り付けた後は飛び出さなくなりました(100%ではありません)。

これもお伝えしておきますが、
ジャンプした玉が100%ペットボトルに入るわけではありません。ごくたまに外れることもあります。
ビー玉は生き物なので仕方のないことです。

とは言え、玉の入り方とレーンの構造を修正すれば100%に近づけることは出来ると思いますので、気になる方はやってみてください。私は100%にする必要がないのでやりません。


ペットボトルの口から出ると思いきや下の穴から出る
という裏切り。


無事にペットボトルを出た玉は、
大人気の仕掛け「ループ(宙返り)」へ!

玉はせっかく勢いよく回転したのにすぐペプシのフタに勢いを消され、とぼとぼコースに戻って行きます。
コースを横に広げたくなかったので勢いを消すことにしましたが、これはこれで面白い仕掛けになったと思います(結果オーライ!)。


「ループ」の後は、「3段じょうご」
じょうごを出てすぐじょうごに入る と言うのは以前から作ってみたかった仕掛けの1つでした。
玉の出口(ペットボトルの口)がそのままだと、回転せずただ落ちるだけになってしまうので、ペットボトルの切れ端を取りつけて玉を誘導してます。
それでも割と回転数が少ないので、次に作る時はもう少し回るように工夫したいと思います。


「3段じょうご」を出たら、あとはゴールに向かうだけ!

右のペットボトルらせんコースの方は、
最後の仕掛け「輪ゴムリング」へ!
だけに リングです。
ちなみに、どちらかと言うとプロレスのリングのイメージ。

ペットボトルを出た玉がリングインすると、テリーゴディのように何度かロープに飛んで軽く遊んだあと中央の穴に落ちていきます。

リングの表面は、中央の穴に向かって傾斜がつくように加工しました。


ゴールはB-dama FriendのBの文字!
プラスチックの枠の中にどんどん玉が入って、28個揃うとBの文字がハッキリと現れます!

ちゃんと下から順番に溜まっていくように計算して作りました。

ビー玉って綺麗!


100㎝のペットボトルらせんがメインのビー玉コースターなのに、なんか他の仕掛けの解説ばかりになっちゃいましたね。
でも、らせんに関しては動画を見てもらうのが一番なので、スピンオフ作品も含めて飽きるまでたくさん見てもらえたらと思います!
「ペットボトルらせんの作り方」の記事も早めに書こうと思います。

最後まで読んでくれてありがとう!またね~✋


スピンオフ作品はこちら
玉を一気に50個投入してます!