ビー玉コースター30 スロープ

タイトルの通り、スロープ傾斜)をテーマに作った作品です!
一番作りたかったのが、左右交互に傾きながらビー玉を上へ運ぶリフト。ビー玉が坂を上ってるように見えるところ(実際上ってるんですけど)が面白い!

解説

それでは、作った順番に説明していきます!

「スロープリフト」

こちらのリフトは今回が初登場!
入口と出口の高低差は約15㎝。角度は20°ちょっとくらいだったと思います。

ビー玉がゆっくりと坂を転がって(上って)いくのを見てると、とても癒されます。


使用したモーターは「タミヤ ミニモーター低速ギヤボックス」(ギヤ比661.2

ビー玉(17㎜)が乗っかっているスロープは幅が6㎜しかないので、「リフトを速く動かすと
玉が落下してしまうかも?」と考えスピードを遅くしました。

モーターにアーム付き円盤を取りつけ、リフト頂上の角のつまようじを上下させることで、リフトを左右に揺らす仕組みになっています(下の写真左)
リフトのつまようじが斜めになっているので、アームの先端も斜めに穴をあけてます。
動画の最後(おまけ映像)で確認できますが、モーターを動かすとアームの先端がつまようじに沿ってちょっと上下に動くので、滑りやすくするために穴にストローを入れました。


スロープは、厚さ3㎜のダンボールを重ねて作りました。最下段だけ4枚重ね(幅12㎜)で、他は全て2枚重ね(幅6㎜)です。ビー玉の半分以下の幅しかないけど、静かに動かせば下に落ちることはありません(100%ではないけど)。
最下段は、先に乗った玉がに次の玉に少し押されるので安定させるために幅を広くしています。

「階段リフト」

こちらはビー玉コースター4とかビー玉コースター8で使ったものとほとんど同じリフトです。
ちょっとだけ違うのは、段と段の間にダンボールを1枚挟んだところです。
段と段がこすれ合って動きが鈍くなるのを防ぐために挟めたのですが、動きはスムーズになったけどすき間に玉が入って詰まるという問題が発生しました。最終的にすき間が広がらないように工夫して改善したのですが、次に作る時にはもっと薄いプラスチック板かなんかを挟んで作ろうと思います!

「階段」

「宝塚の大階段」を意識したかどうかは別として、何でもない普通の階段をど真ん中に配置!
幅を広くした分、ビー玉が降りる時に不規則な動きになるので、そこがこの階段の面白さだと思ってます。

「下りスロープ」

「スロープリフト」を作っている時に、「下りにも使えそう!」と思って作ってみた仕掛けです。この仕掛けだけで立派なビー玉コースターだし、我ながら良く出来た仕掛けだと思ってます!何気に今作で一番のお気に入り。


スロープの幅はダンボール4枚重ね(12㎜)で、真ん中の2枚を低くして溝を作ってます。
溝があることで玉が乗っかりやすくなるんです。
段の一番低くなるところの溝にダンボールを1枚挟むことで、通路の幅が狭くなり玉が落ちる(次の段に移動する)仕組みになっています。

この仕掛けで大事なのは何と言っても角度
角度と言っても、スロープの傾斜角ではなく仕掛け全体の角度のことです。
これ以上角度がキツイと玉が落下してしまうし、ゆるいと玉が上手く移動しません。
ベストな角度を知るため方法は、仕掛けを作って遊んでみるのが一番!

「分岐」と「ジグザグ」


分岐は、「下りエレベーターの作り方」動画の制作時に作ったものを再利用しました。
そちらの動画では作り方も紹介しています。

この分岐でビー玉を「階段」コースと「下りスロープ」コースへ交互に振り分けます。


階段の手前には、細い「ジグザグレーン」を設置。
玉がゆっくり下りてくるので、じっくり鑑賞できます!

「アームリフト」

一番最後に作ったのがこちら!
奥が見えないくらい長~いアームを使って、ほんの少しだけ玉を持ち上げる仕掛け。
「階段リフト」の下にあるカムを使って動かしています。これは、ビー玉コースター27の時と同じ仕組みです。
この仕掛けも動き方はとてもゆっくり。モーターの速度が遅いのもあるけど、今作は全体的に玉がゆっくり移動するように意識して作りました。
スピード感あるビー玉コースターもいいけど、ゆったりした雰囲気のビー玉コースターも味わい深くてオススメです!


「スロープリフト」は「ビー玉コースター17スピンオフ」動画にも登場します!
ぜひ、そちらもご覧ください!


「ビー玉コースター30」の動画はこちら↓

「ビー玉コースター17スピンオフ」はこちら↓