ペットボトルじょうご の作り方

「ビー玉が回るところをじっくり眺めたい」

そんなあなたにオススメしたいのがペットボトルじょうご
透明なペットボトルを使うことで、ダンボール製じょうごでは見ることができない角度からビー玉を眺めることが可能に!
ペットボトルはすべりやすいし曲線も正確なので玉がよく回ってくれます。
簡単に作れるので、いろんなペットボトルで作って玉の回り方を比べてみるのも面白いですよ!

★使う物

・ペットボトル
・ダンボール(厚さ3㎜
・定規
・円定規(無ければコンパスでもOK)
・差し金(無くても何とかなる)
・マスキングテープ
・シャーペン
・油性ペン
・カッター
・デザインナイフ
・小さいハサミ
・工作マット
・木工用ボンド
・グルーガン(無くても大丈夫)
・ビー玉 直径17㎜

★作り方

1、ペットボトルを切る


今回は500mlサイズのペットボトルを使います。
1.5Lサイズでも作り方は変わらないので、お好みのペットボトルを使ってください。

動画では、玉の回り方を比較するために下の3つのペットボトルを使いました。
左のドトールはじょうごにする部分がツルツルなのに対し、残りの2つは文字が浮き上がるデザインになっているので凸凹しています。当然凸凹があると回りにくいので、ツルツルしたボトルを選んでくださいね!


まずは、線を引きます

差し金(さしがね)をボトルの底と側面に合わせて押さえたら、ボトルを回しながら3㎝くらいの間隔でをつけていきます。(この時は、差し金の11㎝のところで印をつけています)

普通の定規しか無い場合は、ボトルを立てて下からの高さを測って印をつけると良いです。
(その場合は、ボトルの底から9.5㎝のところになります)


印に合わせてマスキングテープを巻いて、テープのふちに沿って線を引きます。


線を引いたらマスキングテープをはがして、カッターで切ります。
力を入れすぎると刃が滑って思わぬ方向にいくことがあるので、一度で切ろうとせずゆっくりキズをつけていき、刃が貫通したらキズに沿って切り離していきましょう。
※けっこう危ないので、怪我をしないよう慎重に作業してください。

うすうす気づいた方もいるかも知れませんが、
線を引かずにテープを巻いたまま切った方が早いし、刃が内側にすべりにくくなるので危険度が低いです!
テープをはがして切るかテープを巻いたまま切るかはお任せします。
どちらにしても十分に気をつけてくださいね!


切り口がギザギザになったり少しくらい真っすぐじゃなくても問題はないので、カッターの扱いに自信がない場合はハサミで切ることをオススメします。


次は、ダンボールを巻いて切り口を整えます
巻く理由は、玉を入れるための通路が乗っかりやすくなるからです。
切り口の凸凹やギザギザを目立たなくする効果もありますね!

1㎝くらいの細長いダンボールを用意。
長辺に穴が見えるように切るのがポイントです。


穴にハサミを入れて片面(皮1枚)を切る。
必要な長さの分だけ切ったら、切れ目がない方に接着剤を塗って巻くだけ。


この曲げ加工を覚えると、工作の幅がすご~く広がるので
やったことがない人はぜひやってみてください。


2、台を作る


ダンボールに正方形を描いて、対角線に線を引きます。


円定規で直径25㎜の円を描きます。


刃先が細いナイフで円を切り抜いたら、
ペットボトルじょうごを入れます!

ペットボトルに対して穴がやや小さいので、
ゆっくり回しながら入れて穴を広げていく感じです。

上の画像
白いプラスチック部分(フタの残り)まで入れると止まります。
終わったら、一旦ペットボトル外します
反対に回しながら抜いてください。

抜いたら、切ります(下の画像)

切ってからペットボトルを入れると、力を入れた時に折れ曲がることがあるので
先に入れて穴を広げておくのが良いです。


残りの部品を切り出して、組み立てます。


ペットボトルと台を固定します。
グルーガンで接着してますが、木工用ボンドでも大丈夫です。


好きなサイズで通路を作って取りつけます。
台の中は平らなので、通路に傾斜をつけて取りつけましょう!

3、投入口を作る


適当な大きさの土台を用意して、じょうごの台を取りつけます。
動画では、ツルツルとデコボコのペットボトルを比べるため3つ並べてます。


柱は21㎝、通路は19㎝にしました。角度は25°くらいです。
通路の長さや角度を変えると回転も変わるので、色々と試してみてから決めるのが良いでしょう!


たくさん回すためのポイント!
ペットボトルのふちから玉を入れる!これが大事!

下の画像の通路は内側が20㎜
通路を17㎜の玉(オレンジの丸)が下りてきて、ちょうどじょうごの半分のところから回りはじめます。
通路とペットボトルのふちがなめらかにつながっているので、ペットボトルに入った瞬間から回りはじめることができるんです。

もし、通路が少しでも左にズレていたら、玉が一瞬浮いた状態になり、ペットボトルにぶつかってから回ることになります。ぶつかった衝撃で玉の勢いが消されてしまう分だけ回りにくくなる、という訳です。

もっと細かく言うと、
この通路の右のガードレールに沿って玉を進入させた方がいいので、通路の右側を少し低くして固定すれば、もっと理想的な玉の入り方になります。


接着する側をやや低く、反対のガードレール側をやや高くして
接着するのがベスト!



ペットボトルの違いによる回転の比較は、動画で確認してみてください!
最後まで読んでくれてありがとう!