ビー玉フレンドのピタゴラスイッチ「ビダゴラ」最後の作品です。
終了する理由は以前も触れましたが、視聴者から「ピタゴラですよ」とツッコミがあるからです。紛らわしいタイトルをつけてしまいすみませんでした。
そもそもこの手の連鎖反応装置は、
日本以外では「ルーブゴールドバーグマシン(RGM)」や「チェーンリアクション」などの名称で呼ばれることが多いと思います。アメリカでは映画「グーニーズ」(1985年)や「ホーム・アローン」(1990年)の中でも装置が登場していますし、かなり古くから親しまれている印象です。80年代や90年代の日本では「からくり装置」とか呼ばれていたんですかね?(定かではありません)
今の日本では2002年に放送が開始されたNHK「ピタゴラスイッチ」の影響があまりにも強くて、他の名称で呼ぶ人は少なくなり「ピタゴラスイッチ」や「ピタゴラ装置」という名称が一般的になっていますね。非公式の作品でも当たり前のように「ピタゴラ」と呼ばれてしまうくらいです。
本来「ピタゴラスイッチ」の名称はNHKのものなのでタイトルに使いたくないのが正直なところではありますが、やはり日本では「RGM」より「ピタゴラ」で検索する人が圧倒的に多いので使わざるを得ません。と言う複雑な心境からタイトルをちょっとだけ変えて「ビダゴラスイッチ」にして、検索されやすいようにタグには「ピタゴラスイッチ」と入れていたわけなんです。
しかし、このままでは毎回表記を間違えていると誤解されてしまうので、
次の作品からはタイトルもストレートに「ピタゴラ装置」で統一していきたいと思います‼
では、最後のビダゴラ作品の説明に移ります。
上の画像は通常動画(横画面)バージョンで、ショート動画は下の画像のようにシンプルです。
今回もオチを変えてます。ショートはビー玉ぶちまけで、通常動画は最初の玉がスタート地点に戻ってくるラストにしました。
この作品で一番見ていただきたいのが
こちらの「折り紙スリンキー」!
誰もが一度はビヨ~ンビヨ~ンして遊んだおもちゃ「スリンキー」を折り紙で再現したものです。
どなたが考案したのか存じませんが、接着不要の組み立て式で見た目も美しい素晴らしい発明品だと思います!※作り方は、折り紙+「スリンキー」「バネ」「スプリング」などで検索するとたくさん見つかりますよ。
バネのように伸びて落ちていく姿がとても美しいので、ぜひ何回でも見てください!
ショート動画
他のギミックは特に目新しいものはなく割とよく見るものだと思います。
ダンボール主体で作ってビー玉フレンドなりの個性を出したつもりです。
一番最初の
ビー玉が左右を行ったり来たりする仕掛けは、曲線のコースより直線の方が簡単です。
より面白くするため曲線にしましたが、初めて作る人には直線のコースをオススメします。
デジタルのはかり(キッチンスケールなど)があると錘(おもり)の重さを比較しながら作れるので便利です。
この仕掛けは、コースを進むビー玉が錘を落とす→重さが変わり反対側に傾く→ビー玉が反対側に進む、を繰り返す仕組みになっています。傾く回数が多いほど難しくなります。
錘が重すぎるとビー玉では落とせなくなりますし、錘を落ちやすくすると傾いた時の振動で他の錘も落ちたりするので、錘の重さ・錘の置き方・台の傾きなどを絶妙なさじ加減で調整する必要があります。
簡単そうに見えて実は頭を使う難易度高めの仕掛けなので、これを夏休みの自由研究のテーマにするのもアリだと思います(全国のちびっこたち向け)。
こちらは90°回転して玉を持ち上げる装置。
ビー玉が下のナットを落とすと上の方が重くなり勝手に倒れるようになってます。
その他の単純な仕掛け。
こちらも単純ではありますが、なぜか大人気の「エレベーター」!
下の入口からビー玉が箱に入ると重さで一旦下がります。左の箱が下がると右の箱が上がるので白い玉が箱に入ります。白い玉は先に入った玉より重いので右が下がり左が上がって玉が出口から出る仕組みです。
私がエレベーター作りで気をつけているのは、スムースに動かすためになるべく摩擦を減らすことです。ダンボールって滑りにくい素材なので、壁と接触する箱の側面に薄いプラスチックを貼って滑りやすくしています。
透明なプラスチックの橋
大きな赤いビー玉を隠し持っている折り紙スリンキー。
スタート直前のマラソン選手のような45個のビー玉たち。
ショート動画では散らばるだけだったビー玉たちも今回は重要な役割を担っています。
手前の長いレールを左側へ移動して落とすという任務です!レールが動くと、止まっていた赤い玉は動き出し、白い筒が移動してトンネルに変わります。
任務を終えたビー玉たちの安息の地(バケツ)。
金色の鎖(くさり)は無駄に長くしている訳ではありません。
最後の一連の流れ
「大きい赤玉→金の鎖→赤いストロー→3つの落とし穴→ゴール(スタート地点)」
を撮影する時に、動きながらテーブルの左端から右端までを撮らなければならなかったので、
途中で体勢を整えるための時間が欲しかったんです。だから、鎖を長くして時間を作りました。動きながら撮影しなければならない装置では、このような溜め(タメ)の時間があるととても助かります!
これも溜めのため。
3つの落とし穴。
この仕掛けは穴に入った玉が横から見えた方が絶対いいですよね!
本家へのオマージュ!
3作目にしてようやくピタゴラっぽくなってきた気がします。
ピタゴラ装置に目覚めた私ではありますが、ビー玉コースター作りも継続していくので引き続き応援よろしくお願いします!
通常動画