ビー玉コースター24 ビー玉を吸い込む渦

24作目は「渦」に初めてチャレンジした作品!

階段から渦、渦から階段、を繰り返すだけの作品ですが、なぜだか見入ってしまいます。
階段のスピードを速くしたり、一色のビー玉だけで動かしても面白いかも。

渦ばかりが目立ってますが、実は「階段」も新しいタイプです!
それにしても階段って種類が多いですね!? ちなみに、この階段も他の方の動画を参考にして作ったのですが、その方の作品は金属製のビー玉コースターでした。金属とか木材で作ったビー玉コースターも魅力的ですよね。いつか作ってみたい!

という訳で、渦と階段をそれぞれ解説していきます。

解説

「渦」について

「じょうご」と同じように玉がぐるぐる周って中心の穴に落ちる仕掛けですが、異なる点は1本の長いレーンになっているということ。
玉の軌道が一定なので、後から来た玉が前の玉を追い越すことはありません(ツンツンすることはあるけど)。

今回の「渦」は直径46㎝のビッグサイズ! Lサイズのピザよりもデカい!
レーンにガードレールを設置しなくていいので、デカくても作りやすいですね!

なんでカードレールが要らないかというと、

まず、渦に入ったビー玉には遠心力が働きます。
遠心力によってビー玉は円の外に行こうとしますが、一段上のレーンにぶつかるためレーンに沿って進むことになります。つまり、レーン自体が外側のガードレールの代わりになるわけです。
渦の中を回転している間は遠心力が働いているため、ビー玉が内側に落ちることはありません。なので、内側もガードレールが要らないというわけです。

遠心力って素敵やん!

ただし、
レーンの断面(曲線)に凸凹があると玉の軌道が変わってしまうので、内側に落ちる場合もあります。
切り出す時は、なめらかな曲線になるよう十分に気をつけましょう!


補足)上と下のレーンの間隔は12㎜で、直径17㎜のビー玉が落ちない設計です(当たり前か)。

「階段」について

階段の装置は今回で4種類目になります。
ビー玉コースター4で使った「カム階段」
ビー玉コースター12で使った「スライド式階段」
ビー玉コースター14で使った「壁の階段」
④今回の「中抜き階段」
※②と③は作り方の動画を公開してます(2020年1月現在)。
※名称は適当に考えてつけました。

この4つの中では「中抜き階段」が一番簡単です!
とにかく切り出す部品の数が少ないので、かかる手間も時間も少なく済みます。

この階段を動かしているのは、おなじみの円盤とアームです。
外側の階段は動がず、アームとつながっている中の階段が動く仕組みです。

幅10㎜のすき間で 厚さ9㎜の階段が動いて、直径17㎜のビー玉を持ち上げています。
階段に乗ったビー玉はちょっとだけすき間に挟まっているので、落ちることはありません。さらにビー玉が安定するように、中の階段のステップ(ビー玉が乗っかる面)にくぼみをつけています。


ビー玉コースター24の動画の最後に階段のテスト映像があるので、それを見るだけでも作れると思いますが、今年の夏休みまでには作り方の動画を公開したいと思います。


モーターはタミヤ「シングルギヤボックス(4速タイプ)」です。