ビー玉コースター29で使用した仕掛け
「下り専用エレベーター」の作り方を紹介します!
その名の通り、ビー玉を下に移動させるだけの装置ですが、下に降りるビー玉が同時に箱を持ち上げているのがこの装置の面白いところ!
直近1年で公開した動画の中では、けっこう人気の動画になっています!
モーター要らずで手軽に作れるので、軽い気持ちで作ってみてください!
★使う物
・ダンボール(厚さ3㎜)
・糸
・つまようじ
・カッター
・ニッパー
・千枚通し(穴あけ用)
・定規
・シャーペン
・消しゴム
・木工用ボンド
・グルーガン(セロハンテープでも大丈夫)
・ピンセット(無くても大丈夫)
・工作マット
・ビー玉 17㎜
・プラスチックの板
★作り方
1、柱を作る
まず、ABCDEF 各1枚使って下のような柱を作ります。
手順は
AにBとCを立てて貼る
Dを一番下に貼る
EをBとCにはさめて貼る
FをAの穴の手前に貼る
という流れです。
分かりづらかったら動画で確認してください。
下はこんな感じ。
上はこんな感じ。
四角い穴ある面は反対側でも構いません。
柱を裏返して、残りの部品を同じように貼ります。
Bの四角い穴がとなり合うように貼ってください。
こんな感じです。
玉の入口(四角い穴)がとなり合っています。
透明なプラスチック素材を用意します。
私はいつもダイソーの「硬質カードケース」を使ってます。
34㎜×360㎜で2枚切って、柱に貼ります。
上を柱に合わせて、下は25㎜あけておきます。
接着剤が内側にはみ出すとエレベータ―が止まってしまうので、はみ出さないように気を付けてください。
グルーガンは扱いが難しいので、上からセロハンテープを貼るのが簡単でオススメです。
上・真ん中・下の3ヵ所くらい貼れば大丈夫。
1枚貼ったら反対側も同じように貼ってください。
直径4㎜のストローを用意(こちらはセリアで購入)。
短く切って真ん中に印をつけたら、
小さいハサミを使って赤線部分を切ります。幅2㎜くらい(大体でいいです)。
ストロー
上に持ち上げて折り曲げます。
一番上に取りつけたら、柱の完成です。
2、箱を作る
次に、玉が乗っかる箱を2つ作ります。
まずは1つ目(箱1)
下の5枚の部品を用意。
Aに糸を通すための穴をあけ、Bには線を引いておきます。
組み立てましょう。
Aの上にBを垂直に立てて貼る。
CをBの線に合わせて貼る。
DをBの上の方に貼る。
もう1枚のDを先に貼ったDとAに接着。
これで1個完成。
※Cの部品が1㎜短いのは、柱の中で引っ掛からないようにするためです(安全策)。
2つ目(箱2)
こちらも5枚の部品を用意。
1つ目と同じようにAに穴をあけて、下を四角く切り抜きます。
Bに線を引いておきます。
組み立てましょう。
Aの上にBを貼る(Bの線が内側にくるように)。
CをBの線に合わせて貼る。
DをAに貼る。
もう1枚のDを貼る。
このままの状態だと傾いてしまうので
小さい部品を用意して、底に貼ってください。
箱1に
外側から糸を通して、一番上で結びます。
結び目の余分な糸は切っておきましょう。
糸の長さは結び目から50㎝くらいあれば足りると思います(心配な場合は長めに切ってください)。
箱1を柱の中に入れます。
糸をストローの真ん中に引っかけて、箱を一番下まで下げます。
柱の四角い穴から玉が入るので、箱の向きを間違えないように注意してください。
箱2 に糸を通します。
先に入れた箱が一番下にある状態で、糸をピーンと貼って結びます。
ここで結ぶ(下の画像)。
箱2と柱のプラ部分の高さを合わせてます。
結んだら交互に玉を入れてテストしてみてください!
うまくいったら
箱が飛び出ないように柱の上にストローでフタをして
エレベータ―の完成です!
3、通路を作る
適当な大きさの土台を用意して、エレベータ―を立てます。
左から玉が入って手前に出てくるように立てました。左は180㎜以上、手前は50㎜以上のスペースがあればOK。
土台の左端に柱を立てます。
柱はエレベータ―側の面を2㎜低くして傾斜をつけてます(つけなくても大丈夫です)。
柱の幅は24㎜、柱とエレベーターの間は156㎜。
柱がエレベーターの真ん中にくるように、手前の面を15㎜ずらして立てましょう。
玉を振り分けるための分岐が付いた通路を作ります。
ダンボールの部品とつまようじを1本用意。
Aの右側(太い通路)の真ん中に線を引いて
細い通路との境目から25㎜(右端からだと105㎜)のところに穴をあけます。
穴はつまようじピッタリの大きさ(この段階では小さめで良いです)。
組み立てましょう。
細い通路にBを2つ立てて
太い通路にCを2つ貼る
太い通路にDを立てて
線の上にEを1つ貼る(右寄せ)※Eを立てた時に線が真ん中にくるように。
先に立てたEの両側に残りのEを貼る。
つまようじの先を下から穴に入れて12㎜くらい出す。
下は3㎜出して、残りは切り取る。
つまようじと通路を接着する(3㎜出した部分を接着剤で覆う感じ)。
※つまようじが垂直に立っているかを確認してから接着しましょう!
50㎜×10㎜の部品を用意(穴の方向に注意)。
部品の穴をつまようじに入れて斜めにしてみます(角がぶつからないように)。
反対側を切ります(真っすぐにしてもぶつからないように)
小さい部品を2つ用意して(下の画像)斜めに取りつけます。
取りつけ方は、
まず、長い方の部品を角に合わせた状態で、短い部品を合わせて見ます(下の画像右)。
つまようじと3枚貼り合わせたガードレールの角を結んだ線(緑色の線)の角度で接着すればOK。
斜めにくっつけるので内側の皮を少しだけハサミで切ると、上手くくっつきます。
接着剤がはみ出したり、ダンボールがつぶれたりしないように気をつけましょう!
ここでも垂直を意識して、真っすぐ立つよう貼ってください。
でも、このままでは17㎜の玉が通りません。
玉が通るように両側を5㎜ほど切ります。
これで分岐付き通路の完成!
今度こそ玉は通るはずですが、
もし「あと少し!」と言う場合は、両側を少しつぶしたり、3枚重ねのガードレールの方をつぶしたりしてみると解決すると思います。
「全然通らない!」と言う場合は、どこか間違えている可能性があるので再度確認を。
分岐が動きにくい場合は、ガードレールや角にぶつかっていないかを確認してください。
それでもダメなら、下にワッシャーをかませる方法もあるので試してみてください。
エレベーターの入口より少しだけ高く台を取りつけます。
ダンボール2枚分くらいの厚さがあればOK。
台と柱に分岐付き通路を接着します。
最後に出口からの通路を好き勝手に作ったら
エレベーターのビー玉コースターが完成!
今回作ったエレベータ―は、ビー玉コースター29で使ったものよりも高さがあるので、さらに見ごたえのあるエレベーターになったと思います!
動画では階段リフトと接続して玉の投入を自動化していますが、玉を入れるタイミングの絶妙さをぜひ見ていただきたいです!