ビー玉コースター作りの基本

はじめに

ダンボールでビー玉コースターを作りたいという皆様に、私なりの作り方を紹介していきます!色んな作り方があると思いますし、自由な発想で作る方が面白い作品になると思うので、一つの例として参考にしてもらえればと思います。

1、ダンボール選び

私が使っているダンボールは、板ダンボールとかダンボールシートとか呼ばれる折り目のない板状のものです。ダンボール専門店の通販で購入してます。枚数が多いほど安く買えるので、まとめて買うならホームセンターよりもお得です!そもそも、板ダンボールを売ってるホームセンターって見たことないけど。

厚さ3mmのB/F(ビーフルート)を使ってます。
理由は、穴につまようじを入れるとピッタリなことと、薄くて加工しやすいことです(商品を入れたり配送などで使われるダンボールの箱は厚さ5mm以上のものが多い)。
もっと薄いものや波が2層になっていて強度の高いものなんかもあって、色々選べるのが専門店のいいところ!

模様や文字があっても気にしない方は、スーパーからもらってきたダンボールでも十分ですね。

板ダンボールの他に、片面だけ波が露出している片ダンボールがあります。これは、歯車を作る時にとても役立ちます!
普通のダンボールでも皮を一枚はがせば片ダンボールになりますが、のり付けされているのでキレイにはがすのは難しいです。波をたくさん使うような場合は、片ダンボールを購入した方が効率的です。

2、切り方

切り方のポイントは3つ
①カッターの刃は短く…刃がブレないよう出し過ぎない。
②刃を垂直に立てる…切り口が斜めだと、真っすぐ接着できない。
③曲線は刃の細いナイフで数回に分けて切る…デザインナイフがおすすめ。


直線はカッター、曲線はデザインナイフと、使い分けるのがおすすめ。
ハサミで切るとダンボールがつぶれてしまうので滅多に使いませんが、多少つぶれてもいい部品を切る時や形を整える時などに、小さなハサミを使うこともあります。
定規はスチール製を使いましょう。
どれも100均で購入したもので充分です。

3つポイントを挙げましたが、②と③は簡単そうでなかなか難しいです。
これまでとてつもない量のダンボールを切ってきましたが、今でもちょっと油断すると上手く切れません。慣れと言うよりも集中力が肝心!

断面について                                  

ダンボールは切る方向によって断面のビジュアルが変わります。
穴がある断面か穴の無い断面か、どちらにしたいかで切る方向が変わるので、必ず切る前に確認しましょう!
私は、基本的に長辺を穴あり断面にしています(使い勝手がいいので)。


動画でもお伝えしましたが、キレイな断面にしたい場合はこまめに刃を取り替えた方が良いです。カッターもデザインナイフも、ダンボールの断面がパサパサと毛羽立ってきたら刃の交換サインです。
とは言っても、断面の見た目を気にしなければまだまだ切れるので、取り替えるタイミングは自分の基準で判断しましょう。

怪我の対策

私は手袋をして切っています。指のところだけ穴があいていて内側にグリップがついているものです(これも100均)。厚さは頼りない感じだけど、この手袋に何度か助けられました。
皆さんも、怪我をしないよう十分気をつけてくださいね!

円を切る道具

を切る道具で「サークルカッター」とか「コンパスカッター」という便利なものがあるのですが、これでダンボールを切ろうとするとなかなか難しいです。力が入りすぎて円の中心がズレたり穴が大きくなったりするので、ダンボール工作には不向きだと思います(紙や工作用紙で使うなら問題なし)。
私はうまく使いこなせなかったので、円は全てデザインナイフで切っています。
もっと簡単に切れる道具があったら誰か教えて!

3、レーン

ビー玉の通路のことです(レールと呼ばれることも)。
動画ではサンプルをいくつか作成していますが、レーンの幅も形もガードレールも作り方は無数にあるので好きなように作るのが一番!
色んな作り方を試してみましょう!

作り方ポイント

レーンの幅
・玉が1個だけ通るレーンの場合は、レーンの内側は玉の直径+2~3mm。

★ガードレール
・レーンの横に貼るより上から貼った方がいい(立てやすい)。
・高さはビー玉の半分くらいがいい(玉が飛び出る場合は調整)。

★コーナー
・玉が止まらないように工夫する(紙や片ダンボールで曲線を作ったり、ガードレールを曲げたり、レーンを傾けたり)。

基本はこんな感じです。

実際は、玉がたくさん通れる幅広レーン、落とし穴のあるレーン、障害物レーン、カードレールなしレーン、凸凹レーンなどなど、作品には多種多様なレーンが登場します!

4、柱

レーンや様々な仕掛けを取り付けるための
動画で紹介しているのはオーソドックスな四角柱です。円柱でも三角柱でもいいと思いますが、四角柱が最も汎用性が高いのでおすすめです。

四角柱で気をつけることは2つ
・部品を垂直に貼る
・土台に垂直に立てる

シンプルですね~。
垂直とは言いましたが、目で見て判断する程度で大抵のものはうまくいくと思います。正確に作りたい時は、測定器を使いましょう。

最後に
動画を見ながら作ると小さなビー玉コースターが完成するので、初めての方はぜひ一緒に作ってみてください。