ビー玉コースター8 エレベーターと階段

ミニビー玉コースター登場!と言っても、使っているのは8mmのビーズなので正しくはミニビーズコースターなんでしょうけど、そんな小さなことは気にしないでください。ルールに縛られてたら面白いアイデアなんて生まれません!

という訳で、「エレベーター」作りと「階段」再挑戦が課題のこの作品。
エレベーターは今回が初挑戦。一度に玉3個を運べる装置で、裏の滑車を使って動かしています。
階段は同じ段に玉が2個乗れる仕様で、カムを使って動かしています。
前回の階段では、滑りやすくするためにお掃除用コロコロのシールを使いましたが、今回はコロコロを使わずに作るというのが課題でした。

この2つの仕掛けを簡単に解説していきます!

「エレベーター」について

エレベーターは上下に往復する動きをするので、直線的な往復運動が必要です。
しかし、滑車の動きは往復運動ではなく回転運動なので、
滑車の力を利用してエレベーターを動かすためには、回転運動を往復運動に変える必要があります
それを実現しているのがアームです。
アームは上下の穴につまようじを挿しているだけ(固定していない)なので稼働します。下のつまようじは回転運動ですが、上のつまようじは柱にあけた溝に沿って動くので往復運動になります。これでエレベーターが上下に動くという訳です。

回転運動を往復運動に変えるこの方法は、色んな装置に使えるのでぜひ作ってみてください。「階段の作り方」動画の中で紹介しています。

滑車の作り方も動画を公開していますので解説は省略します。
このエレベーターでは滑車とアームを使いましたが、滑車とでも作れますね!
糸で引っ張るエレベーターは、ビー玉コースター17で登場します。

エレベーターの箱が下りてきた時に入口前のストッパーを押し下げて玉を入れる仕組みになっているのですが、これが一番難しかったところです。ビーズは完全な球体ではないので、転がる勢いが弱いと途中で止まることがあります。それが、エレベーターに入るタイミングで発生すると詰まりの原因になるので、止まらないようにするための工夫が必要でした。最終的に入口周りの平坦な部分を無くし微妙な傾斜をつけたことで改善したのですが、既に完成していたコースが邪魔になってしまい修理に時間がかかりました。部品一つ一つも小さかったので余計に大変でした。

途中で止まったりする気まぐれさはデメリットかも知れませんが、
そんなビーズにもメリットはあります!
同じサイズのビー玉より軽い!種類もビー玉より豊富!しかも安い!
なので、きっとまた使うと思います!

なので、きっとまた使う日がきっと来るでしょう!

使用したモーターはタミヤ「低速ギヤボックス」