ビー玉がくるくる回って穴に落ちる仕掛けを作りたい!
そんなあなたはここに来て正解(たぶん)!
ちょうど今、これを作るところでした。
この仕掛けをビー玉コースター業界で何と呼んでいるかは知りませんが、
私は「じょうご」と呼んでます。英語にするとFunnel(ファネル)です。
工作用紙で作る方がずっとずっと簡単なんですが、ダンボールにこだわって作りたいと思います。
それでは、作り方を紹介します!
★使う物
・ダンボール(厚さ3㎜)
・片ダンボール(無ければ厚紙や工作用紙でもOK)
・定規
・分度器
・円定規(無ければコンパスでもOK)
・水平器(あった方がいいけど無くてもOK)
・コンパス
・シャーペン
・カッター
・デザインナイフ
・工作マット
・木工用ボンド
・ビー玉 直径15㎜
★作り方
1、ダンボールに円を描く。
まずは、コンパスで円を2つ描きます(1つだけ作りたい人は1つでOK)。
サイズは自由。写真は半径5㎝くらいです。
円2つ
2、円を15°間隔で分割する。
分度器と定規を使って下の写真のように線を引きます。
15°分割
3、中心にビー玉が入る円を描く。
円定規を中心に合わせて、ビー玉より一回り大きい円を描きます。
ビー玉が15㎜なので16㎜の円を描きました。
円定規が無い場合は、コンパスを使うかコインなどを置いてなぞるかしてください。
円定規
4、切り取るところを決める。
下の写真の黒い部分が切り取るところです。
右の円は8°、左は30° 切り取ることにしました。
※この角度が小さいほど、じょうごは浅くなります。
左の円は切り取る部分がやや大きいので、真ん中の円が狭くなってビー玉が入らなくなる可能性があります。
なので、このような時は円をさらに一回り大きくしましょう。
穴を18㎜にします。
5、切り取ります。
デザインナイフを使って、円の外周、黒い部分、穴を切ります。
6、線に切れ目を入れる。
定規とデザインナイフ(カッターでもOK)を使って切れ目を入れます。
下まで貫通しないよう気をつけて切りましょう!
切れ目
表 裏
7、くっつける。
先に切れ目で少しずつ折り曲げて、じょうごの形にします。
こうやって折り曲げていくと、
じょうごの形(逆さま)になります!
接着する前にビー玉が入るか確認します。
黒い部分を切り取ったことで穴は小さくなりましたが、どちらもしっかりビー玉が入りました!
木工用ボンドで接着します。
ボンドを塗ったら、内側と外側を確認して微調整しながら乾かします。
内側
じょうごの内側に段差ができていないか確認します。
乾く前に接着部分を指でさわって、なるべくなめらかになるよう調整します。
外側
切れ目を上にして手で押さえ、乾くのを気長に待ちます。
確認ポイント!
円のふちがすべて底についていればいい出来です。
押さえた時にグラグラするようだといまいちです。
円のふちが全て底につくよう手で押さえて乾かしましょう!
内側 外側
※外側の切れ目すべてにボンドを塗ると強度が増します(今回はやってません)。
8、玉の出口を作る。
柱を用意します。
高さはおまかせ。幅は使うビー玉に合わせてください。
この柱は幅2.4、奥行2.4㎝です。
玉が上から入って横から出ていくので、横も2㎝以上あけています。
片ダンボールで傾斜をつけます。
直線的な傾斜より曲線の方が転がりやすいです。
片ダンボール 傾斜
柱
9、じょうご柱に取りつける。
柱にボンドを塗って、じょうごを取りつけます。
縦、横、斜めから水平を測りましょう。
偏りがない方が、玉を長い時間回せます。
水平器
乾いたら柱を台に設置します。
10、玉の入口(レーン)を作る。
じょうごを切り取った残りのダンボールを使います。
円と接する直線を引いて、レーンの幅で平行線を引きます。今回は2.4㎝。
レーンは適当な長さで。
これを切り取ってガードレールを立てたら、じょうごに取りつけます。
※下の写真は、作りかけのビー玉コースターに設置しています。先にじょうごだけを完成させたい場合は入口を取りつけずに、次の手順に進んでください。
11、じょうごにガードレールを取りつける。
じょうごの周りにボンドを塗って、片ダンボールを貼り付けます。
入口(レーン)のガードレールとじょうごのガードレールの境目が凸凹しないように注意しましょう。
あとは出口にレーンをつなげて完成です!
じょうご(ファネル)完成!