モーターで動かすダンボール製ビー玉持ち上げ装置
「階段リフト」の作り方、後編スタートです!
前編を見てない方はこちら→ 前編
前編では、階段1(動かない方)を作りました。
後編では、階段2(動く方)を作り、モーターにつなげて完成させます!
※使う物は前編で確認してください。
2、階段2(動く方)を作る。
下の写真の左側が階段2の完成形です。
作り方は階段1とほぼ同じです。
まず、29㎝×24㎝のダンボールを用意。
たてと横に線を引きます(寸法は下の写真を参照)。
同じ色の点と点を結びます。
点はたてと横の線が交わるところです(場所を間違えないよう注意しましょう)。
たてと横の線が交わる点から右に0.3㎝の場所に印をつけます。
下にも同じように印をつけます。
上の印と下の印を線で結びます。
斜めの線が4本になりました。
斜めの線4本のうち、真ん中の2本をつなげます。
同じ色の点を結んでください。
※斜めの線と横の線が交わるところが点です。
下の写真のように線を引きます(全部で7ヵ所)。
次は、赤い丸で囲まれた部分に線を引きます。
下は、右から2番目のたての線から右に3㎝ズラした場所。
上は、左から2番目のたての線から左に3㎝ズラした場所です。
これで線引きが完了です。
カッターで切り取りましょう!
線がいっぱいあるので間違えないよう気をつけてください。
パカッ
使うのは真ん中の2つだけ。
余ったところは何かに使ってください。小さな部品とか。
2枚を重ねると片方が0.3㎝長くなっています。
その0.3㎝長い方に、幅1㎝の細長いダンボールを貼ります。
それぞれのサイズは写真で確認してください。
傾斜をつけた部品は長い方にボンドを塗って貼ります。
全部貼ると下の写真のようになります。
※左から2番目は1本少なくできた気もしますが、その辺は皆さんの裁量にお任せします。
ボンドを塗って重ねます。
乾かす間に、フタを用意。
フタの一つにつまようじを入れる予定なので、長い方に穴がくるように切ってください。
階段1と同じ要領で、はみ出さないように貼りましょう(特に線の引いてある内側)。
階段1と重ねるとこんな感じになります。
一番下には軸(シャフト)を通すので、穴のあいたフタを作ります。
フタは2つ。
まずは線を引いて、下の写真のように点をつけます。
ストローを入れるための穴をあけます。
切り取る前の方が丈夫なので、先に穴をあけます。
千枚通しを使って小さい穴をあけたら、鉛筆を少しずつ入れてちょうどいい大きさにします。
ピッタリの穴ができたら切り取りましょう。
ストローを8㎝にカット!
ストローをフタの穴に差し込み、頭を0.3㎝出して固定します。
乾いたら一番下の階段にフタをします。上から入れてください。
下もストローを穴に差し込みフタをします。
一番上にも穴のあいたフタをします(下の写真の右端)。
手順は下のフタと同じです。
さっきよりもサイズが小さいので穴あけは慎重に!
最後に、つまようじを下から4段目のフタに差します。
場所は真ん中あたり(フタの真ん中という意味ではなく、階段全体の長さのちょうど半分という意味です)。
つまようじは裏側のギリギリはみ出さないところまで深く差します。
ボンドがはみ出たらキレイにふきとってください。
1.3㎝以上残して切ります。
階段2の完成です!
3、階段を土台に設置する。
まず、土台となるダンボールを用意します。
大きいビー玉コースター作るつもりで大きいダンボールにしましたが、
階段を立てて手前にモーターを設置できるくらいの大きさでも大丈夫です。
階段1の足の裏にボンドを塗って台に立てます。
向きを間違えないよう注意しましょう!
次に、階段2を設置するための柱を作ります。
長さ15㎝で、幅1㎝を2枚、幅3㎝を2枚 用意して、
柱に組み立てます。
高さ15㎝、幅3㎝、奥行1.6㎝の柱が出来上がったら、
ボンドを塗って、階段1にくっつけます。
下は土台にくっつけてください。
続いて、シャフトを立てるためのパーツを作ります。
下の写真のように9.6㎝×3㎝のダンボールに線を引いて印をつけます。
シャフトとピッタリの穴をあけます。
穴をあけてから切り取って、3枚ずつ重ねて貼り合わせます。
シャフトがまっすぐ立つように、穴を正確に合わせてください。
シャフトを立てて固定します。
接着剤は穴の中に塗ります(上にはみ出ないように)。
※多少のズレなら何とかなりますが、なるべく垂直に立ててください!
先ほどの柱の上に取り付けます。
シャフトが左寄りになるように貼ってください。
もう一つは下に貼ります。シャフトは右寄り。
階段の端から右に1.5㎝はみ出るように貼ってください。
乾いたら、階段2を入れて手でつまようじを持ち上下に動かしてみましょう!
スムースに動けばOKです!
スムースに動かない時は原因を見つけましょう。
4、モーターを取り付けて、玉の入口を作る。
いよいよ最後の工程です!あとひとふんばり!
まずは、円盤を作ります。
半径4㎝の円を3枚用意。
切り取ってボンドを塗り、3枚重ねます。
※このパーツは円じゃなくてもイケますが、見た目がいいので円にしてます。
重ねたら中心から3㎝のところに印をつけます。
印の場所につまようじを入れる穴をあけます。
穴の大きさはピッタリサイズ。
穴にボンドをつけてつまようじを入れます。
裏は根元で切り取り、表は1.3㎝残して切り取ります。
中心にモーターのシャフトを入れる穴をあけます。
こちらもピッタリサイズ。
裏からグルーガンで接着します。
表はシャフトがはみ出さないように気をつけてください。
次はアームを作ります。
下の写真のサイズで切り取った2枚を貼り合わせます。
印をつけて、つまようじを入れる穴をあけます。
穴は、つまようじをくるくる回せるくらいの大きさです。
角を丸くしましたが、見た目を良くするためなのでやらなくても問題ありません。
これでアームは準備OK!
続いて、モーターの台を作ります。
こちらのモーターはタミヤ「4速クランクギヤーボックス」です。
同じモーターを使う人は、同じ高さの台を作ってください。
違うモーターを使う人は、ちょっとした計算が必要です。
幅や奥行はモータ―を測って、きちんと乗っかるサイズにすればOK。
高さについては、これから紹介する計算方法で答えを出しましょう。
簡単な計算なので算数が苦手でも大丈夫!
まず、台の高さが分からないのでX(エックス)とします。
下からつまようじの中心までの高さがa(実際に測ってください)。
モーターの底からシャフトの中心までの高さがb(ここも測りましょう)。
ここまで測ればもう答えが出ます!
a-b-7=答え
この式に測った数字を当てはめるだけ!
※7はどっからきたの?とか深く考えなくて大丈夫。
同じモーターの場合は、16.4-1.1-7=8.3㎝
で作ってください。幅と奥行きはお任せします。
台が出来たらモーターを乗せて固定します(グルーガンを使いました)。
1.6~2㎝くらいの円を2つ用意して、つまようじサイズの穴をあけてアームにフタをします。接着剤は使いません。
次は、モーター台を土台に固定します。
固定する場所は、
モーターのシャフトが階段のつまようじの真下にくる位置(下の左の写真)で、
アームが少し斜めになるくらいの位置(下の右の写真)。真っすぐでもOK。
※一発勝負でもいいけど、やっぱり固定する前にテストしておきましょう!
円盤にアームを取り付け、モーターと電池ボックスをつなぎ、台を手で押さえた状態でスイッチを入れて動かしてみましょう。
実際に動かしてみて、一番よく動くところに設置するのがベスト!
モーター台の下にボンドを塗って土台に固定します。
同時にアームも取り付けましょう!
円盤とアームをつなぐつまようじにもフタをします。接着剤は使いません。
これで階段が完成しました!
あとはビー玉の入口や出口にレーンをつなげて、自分好みのビー玉コースターを作ってください!
ここから先は、
玉の入口を作る時のアドバイスというか補足です。
レーンは、階段が一番下にあるときの最下段の高さより2㎜くらい高い位置に設置。
また、階段とレーンの間に2㎜くらいのすき間をあけましょう。
動画を確認してもらえれば分かりますが、階段が持ち上がったときに入口で待機しているビー玉が一緒に持ち上がるときがあります。レーンから落ちそうになるので、それを止めるためにこの半円を付けます。
この階段は、ビー玉コースター12で活躍してます。
こちらもぜひご覧ください!